先日の夕方、Oさんと待ち合わせして上野のモツ焼き屋
「大統領」に行く。モツ焼きなんて川の向こうで食うもの、
とは限らない。「大統領」は有名店である。最近は高架下の、
路地まであふれた座席の店以外にも店舗を拡大しているが、
この店はやはり、ヒノヤの角を曲がったあの場所での飲食が
しっくりくる。
さすが城東繁華街の人気店である。私が平素通っている亀有の
「江戸っ子」と違って、味が洗練されているように思う。
Oさんに制作上の質問などを相談してみる。よどみなく
返ってくる答えのうえに、助言や励ましまでいただけて
上機嫌になる、むろん杯も重ねる。

そのOさんにデジカメをいただいた。いきなりで驚いたが、
私の使っている黒いガムテが巻いてあるボロカメラを
可哀想に思ったようで…。有難うございます。私は大変
恵まれていて、家電を買うことは滅多にありません。
溶ける角砂糖のごとく凋落する日本経済を案じる立場から
みれば困ったことかもしれないが。
しかしなんである。Oさんはこのカメラを不動ジャンクで
入手したそうで、それをじぶんで部品を調達して直したのだと。
こういうものは、壊れたら買い替えが普通だと思っていたが、
世の中にはすごい人がいるもんである。
「大統領」でカメラを頂いたあと、所長とその友人の飲み会に
合流する。席上、名古屋の博物館で学芸員をされているSさんは、
ハーレーに乗っているバイカーと判明。インテリ然とした
雰囲気から想像つかないところが素敵すぎる。
みんなすごい人たちである。