朝六時に家を出る。
夕方まで業務。松やで牛丼を食べて帰所。
夜、中川周辺を走る。私は夜運動するのはあまり好きではないが、
今日は朝出かけるのが早かったもので夜走ろうと思った次第。
しかし夜の道というのはどうも好ましくない。
自動車や自転車にも注意が必要だし、
酔っ払いや、ガラの悪い連中に絡まれるような
面倒があるかもしれない。
そういう危険のほかにもなんというか、こう意表をつくことが
潜んでいるのが、暗がりというもので。
私の場合、行動がのろいくせに慌て者なのでついそういう
ことがある。
先ほども、夜道はいやだよと思いながら走っていた。
すると土手下の工事現場、鉄のフェンス沿いに、能面のような、つるりと
真っ白い顔をした人が、笑いながら立ってこちらを見ているのである・・・。
キモをつかまれるような思いが一瞬したが、意を決してそのまま近づくと
それは携帯の画面で顔が照らされた若い人で、ただメールを打っていたのだった。
以前も夜走っていて、畑の前で白いものがふわふわ飛んでいるのを発見、
ついに見えないものを見てしまったと思ったら、それは白いシャツだったことがある。
ほかにも夜道で猫に走り寄られ、へたへた逃げ出した、というのもある。
まあつまり臆病な私です。夜の明るい現代社会ですらこんな有様だから、
近世に生活していたら定めしは夜は恐怖であったろうと思う。
帰所。シャワー浴びて気分爽快。